せいしょくちょうきょせい青色超巨星
「青色超巨星(せいしょくちょうきょせい)」とは、太陽よりも遥かに大きな質量を持ち、明るく輝く恒星を指す。
青色超巨星の代表格といえば、オリオン座β(ベータ)星の「リゲル」。リゲルは太陽の17倍もの質量を持つ。
リゲル © Akira Fujii / 出典:ESA/Hubble
リゲルよりもさらに大きな青色超巨星が、タランチュラ星雲に浮かぶ散開星団に属する「R136a1(RMC136a1)」。R136a1の質量は、なんと太陽の300倍。
恒星は、重く大きいものほど激しくエネルギーを燃やし、明るく青く輝く。しかしその分燃料(水素)が燃え尽きるのも早くなるため、寿命が短い。
青色超巨星も例に漏れず、短命である。前述のリゲルの寿命はあと1000万年、R136a1は300万年程度と考えられている。
太陽の寿命があと約50億年も残されていることを考えると、青色超巨星がどれだけ短命かが分かるのではないだろうか。
恒星や、地球のような惑星が寿命を迎える時に、どのような現象が起こるのかについては、こちらのページをチェック。