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全部言える?リングを持つ惑星の種類とリングの特徴を解説!

太陽系の中には、リングを持つ惑星が存在します。リングとは、「環」とも呼ばれる、惑星の周囲をぐるりと取り囲む細い輪っかのようなものです。

リングのある惑星といえば、とても見事なリングを持つ土星を思い浮かべる方が多いかと思いますが、実は木星や天王星、海王星などもにもリングがあるのです。惑星によって、取り巻くリングが何からできているかは異なります。

このページでは、それぞれの惑星が持つリングの特徴について解説していきたいと思います。

土星

Saturn

 © NASA,ESA,A.Simon(Goddard Space Flight Center),and M.H.Wong(University of California, Berkeley) / 出典:ESA/Hubble

リングを持つ4つの惑星の中でも、最も有名な天体が土星ではないでしょうか。
土星のリングは、細かな氷や岩石の粒からできています。まるで1枚の大きなディスクのように見える土星のリングですが、その正体は1000本以上の細いリングです。
この見事なリングが作られた原因は、2021年現在においてもハッキリとしたことは分かっていません

土星の大きなリングは、地球上から観測することも容易です。 口径70ミリ以上の天体望遠鏡があれば、土星のリングを観察できるでしょう。双眼鏡であっても、「それっぽい形」が確認できるかもしれませんよ。

ただし、土星のリングは約15年ごとにその姿を隠してしまいます。 この「消失現象」は、地球から見た土星(とそのリング)の角度が変化することによるものです。地球から見て、「土星のリングが真横を向いている」時には、リングがまるで消えたように見えます。
前回、土星のリングが消失した年が2009年であり、次回は2025年頃と予測されています。

木星

Jupiter

 © NASA,ESA,and A.Simon(GSFC) / 出典:ESA/Hubble

土星のリングほどには目立ちませんが、木星にもリングが存在します。
木星に確認されているリングの数は、3本。これらのリングは、「メインリング」を中心に、外側を取り巻く「ゴサマーリング」、内側の「ハローリング」という構造になっています。

岩石が粉々に砕けてできた粒子から成る木星のリングはとても薄く、地球からは簡単には観測できません
そのため、木星のリングが初めて確認された1979年までは、「木星にリングは存在しない」と考えられていたのです。 木星のリングを見るためには、研究者が使用するような非常に大きな口径の望遠鏡が必須となります。

天王星

Uranus

天王星は「リングを持つ惑星」としての知名度は低いものの、13本のリングを持つことが分かっています。 これら13本のリングは、メタンや水の氷の粒や、大きめのかけらからできていると考えられており、非常に細く、見えにくい存在です。

天王星のリングも、土星のリングと同様に消失現象が起こります。 天王星のリングが消失する周期は、約42年ごと。これは、土星のリング消失よりもレアなイベントといえるでしょう。 前回、天王星のリングが消失したのは2007年ですから、次は2049年頃と考えられます。

海王星

Neptune

 © NASA / 出典:NASA

太陽から最も離れた惑星である海王星にも、5本のリングの存在が確認されています。

海王星のリングが確認されたのは1989年と、比較的最近の出来事です。

海王星のリングを構成する物質の詳細はまだ不明ですが、岩石の粒が多く含まれているのではないか?と考えられています。

海王星のリングは木星や天王星のリングと同じように細く暗いため、地球からの観測は難しいでしょう。

まとめ

太陽系に存在する惑星のリングの特徴についてご紹介しました。

リングの成り立ちについては、「各惑星が誕生した際に、惑星になり損なった塵などが集まってできた」という説や、「彗星の衝突によって、粉々になった物質からできた」という説などが有力ではありますが、まだまだ完全には解明されていません(2021年1月現在)。

「はたしてリングはどのように誕生したんだろう……?」と、自分なりに想像しながら望遠鏡を覗いてみるのも楽しそうですね。

以下のページでは、この記事でご紹介した4つの惑星の他、金星や火星などの個性豊かな太陽系の惑星たちの特徴を解説しています。

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