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ちゅうせいしせい中性子星

中性子星(ちゅうせいしせい)とは、太陽の8倍以上・30倍未満の質量を持つ恒星(こうせい)が爆発を起こした後に残される天体のこと。

「中性子星」という呼び名の通り、主に中性子からできている。中性子は、この世に存在する全ての物質を形作る「原子の構成物質」のひとつ。

中性子星が発見されたのは、1967年。それ以前(35年前)から、中性子星という天体の存在は予測されてはいたものの、実際に確認されたのは比較的最近なのである。

中性子星は、非常に重く、小さく、重力が強いという特徴を持つ。

例えば、太陽と同程度か1.5倍程度の重さの中性子星であっても、半径は10~15km前後しかない。さらに、1秒間に数百回というものすごい速さで回転をしており、その回転によって、周期的な電波信号(パルス)を発している。

地球を含む太陽系が属する銀河(天の川銀河)の中には、およそ1億個程度の中性子星が存在するのではないかと考えられている。

前述通り、太陽の8倍以上・30倍未満の質量の恒星の爆発が、中性子星が作られるための条件だが、それ以上の質量を持つ恒星が爆発すると、ブラックホールになる。

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