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にじゅうせい二重星

二重星(にじゅうせい)とは、肉眼ではひとつの星に見えても、実際にはふたつの恒星が重なって見えている天体を表した言葉。

二重星は、私たちが地球から見た際に、「たまたま見える方角が同じ」というだけであり、ふたつの星が影響を及ぼし合っているわけではない。そのため、「見かけの二重星」と呼ばれることもある。

ふたつの恒星のうち、より明るく輝く星を「主星(しゅせい)」、暗い星を「伴星(ばんせい)」と呼んで区別する。

星の観察に不向きな環境(周囲が明るい、夜空が澄んでいないなど)であっても、二重星は見やすい天体であるため、気軽に楽しみたい。二重星の中でも、おおぐま座のζ(ツェータ)星である「アルコル」や、白鳥座のβ(ベータ)星「アルビレオ」はとても有名。

ちなみに、重なって見える恒星が3つある場合には「三重星」、4つであれば「四重星」と呼ばれる。

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