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こうねん光年

「光年」とは、光が1年間に進む距離を表した単位である。「光年」を意味する英語「light year」の頭文字を取って、「ly」という単位で表されることもある。

光年には「年」という文字が入っているため、時間の単位と勘違いされることも多いが、「m(メートル)」や「km(キロメートル)」などと同じように、距離を表す時に使われる。

光は1秒間におよそ30万kmも進む。この距離を地球の大きさに当てはめてみると、7周半(地球1周は4万km)。光は1秒間で地球を7周半もできてしまうほどの、驚異的なスピードを持っているのだ。

1秒で30万km進む光が、1年間に進む距離はなんと約9兆5,000億km。つまり、1光年は約9兆5,000億kmというとんでもない距離になるのだ。

地球に最も近い恒星である太陽。この太陽と地球の距離(およそ1億4,960万km)を光年で表そうとすると、約0.00001581光年という、非常に小さな数字になってしまう。地球からは遥か遠くに見える太陽も、広大な宇宙という規模で考えてみると、「地球のご近所さん」と呼べるだろう。

ちなみに、太陽の次に地球に近い恒星は、ケンタウルス座の11等星「プロキシマ・ケンタウリ」。地球からプロキシマ・ケンタウリまでの距離は約4.2光年、キロメートルに直すとおよそ40兆kmとなる。

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