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ばんぎんが伴銀河

伴銀河(ばんぎんが)とは、大きな銀河の重力に引き寄せられるようにして、周囲を回り続けている小さな銀河のことを指す。

伴銀河の姿はまるで、自分よりも大きな銀河に常にピッタリと付き従う「お供(おとも)」のように見える。そのため伴銀河には、「従者」という意味を持つ「伴」という漢字が当てられた。

地球が属する天の川銀河にも、数十個の伴銀河が存在することが確認されている。天の川銀河に寄り添う伴銀河の中で特に有名な天体には、南天の見所のひとつである大マゼラン雲(大マゼラン銀河)と小マゼラン雲(小マゼラン銀河)が挙げられる。

大マゼラン雲と小マゼラン雲は、ボーッと光る雲のように見えることからこうした名で呼ばれてはいるが、どちらもれっきとした銀河である。非常に美しい姿で知られる両銀河だが、残念なことに、北半球にある日本からは見ることができない。

かじき座の大マゼラン雲(左)、きょしちょう座の小マゼラン雲(右) © ÷Eckhard Slawik(e.slawik@gmx.net)、ESA/Hubble and Digitized Sky Survey 2./Acknowledgements:Davide De Martin / 出典:ESA/Hubble

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