初心者さんは必見!天体観測に持って行きたい便利アイテム7選!
楽しい天体観測にも、暗闇や寒さ、虫など、厄介な悩みはつきものです。
特に、「ちょっと都会から離れて、自然いっぱいの所でキレイな星空を見たいな」なんていう時には、ある程度の準備が必要になります。
ここでは、天体観測の初心者さんであればぜひとも押さえておきたい7種類の便利アイテムをご紹介していきます。
懐中電灯・ヘッドライト・ランタンなど
天体観測に行く際には、懐中電灯やヘッドライト、ランタンなどのライト類を持参しましょう。
でも、暗い場所では足元の安全確保が難しく、方位磁針や星座早見盤なども見えにくくなってしまいます。
そんな時には、懐中電灯などの明かりを灯せるアイテムが必要となります。
一家にひとつはあるであろう懐中電灯は手軽で便利ですが、手がふさがってしまうというデメリットも。星座早見盤をチェックする時など、両手を自由に使いたい場合には、ヘッドライトもあると便利です。
天体観測に持って行くライト類は、赤色の光のものがおすすめです。
星をよく見るためには、数十分かけて目を周囲の暗さに慣らすことが大切ですが、せっかく暗闇に慣れた目も、明るい光を見ることですぐに元の状態に戻ってしまいます。
しかし赤い光は、暗さに慣れた目の状態を維持しやすく、星の観測を邪魔しにくいのです。
懐中電灯やヘッドライトには赤い光が灯せるものも販売されていますので、チェックしてみてくださいね。
手に入らない時には、懐中電灯などに赤いセロハンを巻き付けるだけでもOKです。
方位磁針(コンパス)
星座の見える方角を確認するために必要となるアイテムが方位磁針(コンパス)です。
天体観測は夜間に行うため、暗闇でも見えやすいようにライトがつく方位磁針も売られています。
方位磁針はスマートフォンのアプリでも色々な種類が出ていますので、わざわざ買う必要もないかもしれません。
しかし、スマートフォンから出る光も暗闇に慣れた目には刺激が強いため、星が見えにくくなってしまうことも多いものです。アプリ以外にも、方位磁針をひとつ用意しておいた方がよいでしょう。
星座早見盤(星座早見表)
お目当ての星座が現れる時間や位置を確認するために便利なのが、星座早見盤(星座早見表)です。
いまや100円ショップでも手に入る星座早見盤ですが、光を蓄えて暗闇で光るインクを使ったものや、スマートフォンやタブレット上で表示できるアプリなど幅広く作られていますので、気に入ったものを選びましょう。
ただし前述の方位磁針と同じように、星座早見盤のアプリを使う際にもスマートフォンの光には要注意です。
スマホに限らず、光を発するアイテムは、周囲で星座観測や撮影をしている他の人の邪魔になってしまう可能性もあるため、使用する向きや明るさには気を配りましょう!
双眼鏡
「いつもは肉眼で天体観測をしているけど、ちょっと物足りなくなってきたな……」
「お気に入りのあの星の色をキレイに見てみたい!」
そんな人には双眼鏡をおすすめします。
双眼鏡は望遠鏡に比べて安価ですし、気軽に持ち運べるので、「もっと本格的に星を見たいけれど、望遠鏡はハードルが高そう」という人にもピッタリです。
双眼鏡の中には、女性向けのカラフルで可愛らしい商品も多いので、選ぶ楽しみもありますよ。
もしも双眼鏡を天体観測に使わなくなっても、コンサートやスポーツを見に行く時や旅行などにも役立つので、無駄になりにくいところもメリットです。
注意したいのは、双眼鏡の倍率です。
倍率が高い双眼鏡はブレやすく、初心者が使いこなすにはやや難しいため、はじめのうちは6~8倍前後(最大でも10倍程度)の倍率の双眼鏡を選んでみましょう。
レジャーシート・ヨガマット・寝袋など
流星群を見る際など、「地面に寝転んで、星空を見上げたい!」という時には、レジャーシートやヨガマット、寝袋などを持って行きましょう。これらのアイテムは、荷物を置くのにも役立ちます。
レジャーシート単品では、地面のゴツゴツとした感触や冷えが直に伝わり、寝心地も体にも良くありません。レジャーシートの上には、手持ちの毛布などを敷いて体を守りましょう。
冬場の天体観測では、特に地面からの冷えが心配されますので、用意できるようであれば断熱マットの購入もおすすめです。
ブランケット
暖かいブランケットも、天体観測の強い味方になってくれます。
ブランケットが活躍する時期は冬だけと思いがちですが、夏場であっても山の上などは冷える可能性があります。
「昼間は暑かったから薄着で来ちゃったけど、夜になったら冷え込んできた……」という時にも、ブランケットを1枚用意しておくと暖かく過ごせますよ。
天体観測用にブランケットを選ぶのであれば、しっかりと体を包み込める大きめサイズのものがおすすめです。
虫よけスプレーと虫刺され薬
山やキャンプ場は天体観測に最適な場所。でも、自然豊かな場所には蚊やブヨ(ブユ)などの害虫も多く潜んでいます。
「キレイな星空を見られたのは良かったけど、腕や足は蚊に刺されてひどいことに……」
なんていう事態にならないように、真冬以外は虫よけスプレーと虫さされ薬をぜひ持参しましょう。
成分の濃度にもよりますが、ディートやイカリジンが配合されている虫よけスプレーは、比較的しっかりと虫をよけてくれるといわれています。
「ケミカル(化学的)な成分が苦手」という人には、天然のエッセンシャルオイルの香りで虫よけをしてくれる自然派のスプレーがおすすめです。
ハッカ油やユーカリ、レモングラスなどのエッセンシャルオイルをエタノールで薄めて、自作の虫よけスプレーを作っている人もいますよ。
ただし、どんな虫よけスプレーであっても、100%虫を避けられるわけではありません。もしも刺されてしまった時に備えて、虫さされ薬も用意しておくと安心です。
まとめ
天体観測に持って行くと便利なアイテムたちを7種類ご紹介しました。
せっかく天体観測に出かけても、不便なことや不快なことだらけでは、星空に集中できません。
ぜひとも準備は万端に、楽しい思い出を作ってくださいね。