けいざーケイザ―

ケイザー（「キイサー」とも呼ぶ）は、オランダ（当時のネーデルラント）の航海士。正式には、「ピエトル・ディルクス・ケイザー」、ラテン語では「ペトルス・テオドリ」という名を持つ。1540年に生まれ、1596年に没した。

同じくオランダ出身の冒険家であるフレデリック・デ・ホウトマンとともに、南半球の空に輝く星たちを観測して、南天の12星座を作り上げた。

ケイザーたちの作った南天の星座には、カメレオン座やとびうお座など、当時のヨーロッパ人にとっては珍しい生き物を象ったものが多くみられる。これは、彼らが航海の途中で見かけて驚いたり感動した生き物を、星座のモデルとして取り入れたためと考えられている。