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ちへいせん地平線

地平線とは、陸地と空の境界に見える、1本のなだらかな線のことである。

例えば、北海道の草原のような、遮るものが何もない広大な場所で遠くを眺めてみると、緑色の草原と青い空の間に1本の線が引かれ、草原と空がきっちりと分かれているように見える。この線のことを地平線と呼ぶ。

「平」という文字が使われていることからも分かる通り、地平線は「平らな線」である。東京都心のような場所では、たくさんのビルや建造物に邪魔されて、真っすぐな地平線を見ることは難しいだろう。

地球の形は球体であるにも関わらず、地平線は一直線に見える。これは、私たちが見ている地面が、大きな地球のごくごく一部分にしか過ぎないためである。

地平線は「水平線」と同一視されることもある。しかし日本では、「地平線」は大地と空の境界の線、「水平線」は海面と空の境界の線を意味する。

この場合は海と空の境界なので水平線

一方、英語の「ホライゾン/ホライズン(Horizon)」は、「境界」を表す古いギリシャ語が語源であり、「地平線」と「水平線」の両方の意味を持つ。日本語ほど厳密に意味が分かれていないため、注意したい。

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